活動記録
 
 
     
 

      南伊豆の大型根魚釣行記
       〜神子元島沖でのマハタ狙い〜
                        岩井克文(46年卒)

 

神子元島

11月12日(土)〜13日(日)南伊豆でマハタ・大型カサゴ釣行が行われました。
今回利用する手石港「愛丸」は、前回の魚喰う会の食材調達釣行でムツやカサゴなどの好釣果に恵まれた印象が良い船宿です。
参加者 岡田(38年)、矢ヶ崎、岩井(46年)、馬場(47年)、村上(48年)、上西(49年)、石川(62年)
 
事前に幹事から、5キロクラスのマハタが出るので太めの仕掛けを準備するようにとの連絡があり、大き目の14号ワラサ針に8号ハリスを結んだ孫針仕掛けを何組か作成、期待を膨らませての釣行となりました。
前日の12日(土曜日)は、各自が自由釣行。馬場さんは青野川のハゼ釣り、石川さんは下田須崎のワラサ釣り、岡田さん、矢ヶ崎さん、村上さんは民宿前の堤防等で アオリイカエギングを楽しんだあと、全員18時に小稲の民宿「たんぼ」に集合。
ここは、船宿提携1泊夕食付6000円の料金とのことで、食事にはあまり期待はしていなかったのですが、料理を見て一同ビックリ。キンメの活き造りや、イセエビなど沢山の料理が食卓に並んでいます。おかげでアルコールも適度に進み 釣魚会時代の昔話から、最近の諸情勢や裏話に至るまで幅広い話題で楽しい前夜祭になりました。
前夜は小宴会で盛り上がりました
値段の割にはかなり豪華
そして釣行に備え、早めの就寝。翌朝は5時半に港に集合。ジャンケンで釣り座決めを行い、私は右舷胴の間に陣取ることになりました。
釣り場は港から30分の神子元島沖。天気予報では穏やかとのことでしたが、石廊崎から回り込んでくる風の通り道付近は、かなりの揺れで外海の荒々しさを感じました。
船長の合図で、エサの活きイワシを針に掛け、朝の第1投。船長の指示タナは底から2m。根魚にしては高いタナなのですが、良型を狙うにはこの高さなのでしょう。
投入後すぐに大トモの石川さんが巻き始め、チカメキントキが上がりました。

下船後の検量で2.8kのマハタ

握り、刺身、鍋で堪能しました

前回のリベンジを果たした馬場さん

 
次は自分の番かと、私も竿先に神経を集中させます。するとゴツンゴツンと大きなアタリ。根に入られないようすぐに巻き上げますが、電動リールは唸りをあげるだけで 手で補助しないと巻けないほどです。ここのところ東京近郊の小物釣行が多く、最近では経験したことのない強い引きです。
途中も竿がグイグイ絞り込まれ、ようやく上がってきたのはこの日最大となる本命マハタ。クーラーからはみ出した魚体を見て大満足のひとときです。
しばらくすると、今度は左舷の馬場さんの竿が引き込まれました。慎重にやり取りしてる様子からしてかなりの大物。隣の上西さんがタモをもって待ちかまえています。そして無事に良型のマハタが取り込まれると周囲から歓声が上がりました。続いて右舷ミヨシの岡田さんにもマハタが上がり、船中が活気つきます。
更に極めつけは、馬場さんの2本目GETで、出来すぎの様相となってきました。この調子なら、5kクラスも夢ではないと思えてきます。しかし、勢いはこの時まででした・・・
 

岡田さんも本命がヒット

悪条件の中、GETしたアヤメカサゴ

チカメキントキも美味しい魚です

 
次第に潮が早くなり、船の反対側や離れた釣り座とのおマツリも増えてきました。水深60m前後なのに倍以上糸が出てしまう始末です。
船長も潮がユルイところを探しながら、広範囲にポイントを移動するのですが、仕掛けがすぐに浮いてしまうのか、本命どころか外道のあたりも遠のいてしまいました。
結局、その後も悪い潮は治まることもなく、良型のチカメキントキを各自1〜2本と、片天仕掛けのカサゴ狙いに変更した上西さんがアヤメカサゴを何本か追加したのみ。尻つぼみな状態での終了となりました。
更に今回は、マハタの当たりが、潮の流れのせいか船のミヨシ側に集中し、トモ側にとっては不運な結果となってしまいました。
 

 
後日談
我が同期の馬場さんが、玉川タカシマヤの鮮魚売り場で釣果の値段を調査。天然物のハタの頭の半分が1780円、刺身2人前が2800円。とすれば釣果は3万円くらいかな、と、ニンマリしたとのこと。
私は、地元大森の鮨屋(慶應同期の経営)に持ち込み、握り・刺身・鍋食材に仕上げてもらい、堪能。鍋も絶品でした。
今回は、船中4匹、12万円の価値のようですが、本命の数からしてギャンブル性の高い釣行と言えると思いました。

聞くところによると震災の影響なのかカタクチイワシが入手困難らしく、今回は20センチ以上はある大きなマイワシ餌でした。
船長曰く、カサゴなどに餌どりされないので大型マハタには有利とのことではあるが、我々にとってお土産確保という面では不利な状況。南伊豆は魚種多彩で魚影も濃い場所なので、次回はカサゴ類の土産確保が見込めるカタクチイワシエサで再挑戦したいものです。

完  

 

     
 

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