活動記録
     
  水沼ダム ヘラ釣行記  
 

参加:竹林(41)・岩佐(42)・石川(42)  和田(48)記

 
   今年も6月初旬、2泊3日の日程で水沼ダムへのヘラ釣り遠征が行われた。
 既に4度目の水沼ダム釣行との事であるが、昨年はじめて参加した私はのどかな山奥のリザーバーに惹かれ、今年もいそいそと参加を決めた次第である。
 途中で竹林さん、石川さんを拾い常磐道を北茨城へ向かう。ダム付近の駐車場で先着の岩佐さんと合流、毎年この時期までは好ポイントとなるバックウオーター付近に早速釣り座を構える。
 
   
  水沼ダム
     野釣りとは言え放流魚も多く、毎日のように叩かれている釣り場ゆえ決して簡単でない事は昨年学習済みであったが、案の定アタリはあってもなかなか乗らない。そのアタリも途切れがちとなる。エサ、タナそしてアタリのとり方、全てに苦戦を強いられて1日目は終了。他の釣りに忙しくヘラ釣りが疎かになっていたツケが如実に現れた結果だ。段トツの釣果をあげた現役ヘラ師の石川さんを除く他の3人の釣果は今ひとつであったが、皆一様に久々のヘラ釣りを堪能したようだ。
 夜は平潟の民宿で自慢の地魚料理を満喫しながら昔話に花を咲かせ、就寝となった。

 岩佐さんは所用で一足先に帰り、残りの3人は再び早朝からダムへ車を走らせ2日目がスタート。2人とは少し離れたポイントでエサ打ちを開始。魚影は濃い為アタリは直ぐに出るが、エサが未だしっくりと来ない私は昼前でやっとツ抜けの状態。改めてヘラ釣りの引き出しが錆付いてしまった事を嘆く。
 
   昼食のおにぎりを持って周りの様子を見に行けば、2人共まずまずの釣果の模様。既に多くのポイントは地元ヘラ師で埋まっており、盛んに竿を絞っている。短竿での浅ダナ、長竿での底釣り、皆様々である。釣り座に戻り気合を入れ直してエサ打ち再開。ペースも次第に上り、テンポも40年前の例会モードに近付くのを感じながら一時は入れ喰い状態に。しかしながらこれも長くは続かず、近くをスクールするバスを見ながら(このダムはルアー釣り禁止でバスはスレていない様子)バス釣りに想いを巡らせ再び雑念の世界へ。30枚を追釣したものの、ヘラ回帰への遠い道のりを感じながら民宿への帰路についた。夜は再び美味な魚料理を囲んで釣り談義に興じながらも、最終日に備えて早めの就寝となった。

 老人性早起き症を自認する私であるが、両先輩は更にその上を行く。4時前から起き出しての最終日は雨予報の曇天のせいか地元ヘラ師の出足も鈍く(単に朝早すぎただけか?)、昨日まで賑わっていたポイントにも我々3人だけが陣取ることに。鳥の声と打ち込むエサの落下音
 
  だけが静寂に響き都会の喧騒を忘れさせてくれる。水平線に昇る太陽を拝みながら釣り場に向かう船上、朝もやの湖面を滑るペンシル、未だ薄暗い川面を流れる目印、今日一日への期待が一杯に詰まった朝イチのこの瞬間に至福の時を感じる。ふと我に返り集中力を高めれば11尺での手返しにもリズムが蘇り、まずまずのペースで昼過ぎまでに30枚を達成、石川さんの40枚には遠く及ばずも、満足感をもって納竿。
 皆一様に楽しんだ3日間をご当地蕎麦の昼食で締めくくり、早くも次回の釣行に思いを馳せながら車上の人となった。
                       以上
   
     

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