活動記録
 
 
     
  金沢八景ライトタックルアジ釣り  
馬場 実 (47年卒)
5月20日(土)、金沢八景蒲谷丸でファミリー参加2組を含む18名が参加してライトタックルアジ釣りが行われました。
この八景沖はライトタックルの人気エリア。水深も20mから30mと浅く釣り方も簡単(しかし、この日の現実は??)なので船釣り初体験者やファミリーには最適な釣りです。
なにより、ここで釣れる地付きのアジは小型ですが黄金アジと呼ばれるブランドアジ。
刺身もフライも絶品と幹事の岩井さんが船宿営業マンのごとく参加者の釣り心を煽ります。
  
 
そして当日、お天気は快晴、ほぼ無風。数日前には20匹〜50匹と結構釣れていたとの情報も入っていたので、皆さん意気揚々と港に集合。挨拶もそこそこに船に乗り込んだのですが、船で待っていたのは、幹事の岩井さんの重い一言でした。
「昨日は1匹〜10匹。何だか分からないけど急に釣れなくなっちゃったよ・・と船長が言ってる」
そんなやりとりで少し萎んだ我々の期待を乗せて7時過ぎには出港。10分ほどの真沖のポイントに向かいました。
 
 
「最初は船下にアジを寄せるので、頑張ってコマセを撒いてください。タナは底から2mです。」と船長からの指示にしたがい一生懸命コマセを振り続けました。
最初の獲物は、未来の釣りガールの竿にかかったカサゴ。ファミリーフィッシングの風景は良いものです。しかし肝心のアジは魚探には映っているらしいのですが喰ってくれません。
周囲の船も釣れている気配がありません。
船は何回か移動を繰り返し、1時間ほどたちましたが船中数匹のアジだけです。
船長から「魚探では2mに映っているけど、上の棚も幅広く探ってください」とのアナウンス。
するとすぐに矢ケ崎名人から「タナ3mで喰った!」の声、さすが昨年の竿頭です。
潮が動いていないので仕掛けがまっすぐに垂れている状態みたいです。
私も3mの棚に合わせるとポツポツながら釣れ始めました。次第に魚の活性が上がってきたのでしょうか、うまくタナにフィットさせた人は入れ喰いに近い状態、ようやく船上が活気づいてきました。
 
 
後ろで声がするので振り返ると宮島さんの竿が大きく引き込まれています。
直前に船長が「ここはヒラメがいてかかったアジを喰うことがある」と放送していたこともあり、ヒラメの期待タップリ!注目を浴びながら上がってきたのはなんと嫌われ者のサメ。
皆ガッカリかと思ったら、一人だけニコニコ顔。珍魚怪魚に目がない岡田さんが引き取り、数日間、豪華なサメづくしを味わったそうです。
しかし良い状態が続いたのは1時間ほどだけ、次第に当たりは遠のきました。
 
 
船長は全員のやる気を維持するために、絶妙な間隔で言葉巧みに釣り方のアナウンスを続けていたのですが、それも次第に少なくなってしまいました。打つ手無しなのかもしれません。
沖上がりまであと30分になったころ、船長は意を決してアジ船団を離れ、岸近くの根回りに移動、「ここは大型も出る場所です。」と最後のアナウンスで我々のやる気はすこし上昇。
小アジを付けてヒラメ狙いに転じる人もいたり、それぞれ最後のあがき的工夫があったようですが、結局船中で数匹のアジが釣れたのみ、そのまま沖上がりの時間を迎えました。
 
 
結果はトモ寄りの人は10匹前後〜20匹と何とか食材確保できたのですが、ミヨシ寄りは一桁と明暗が分かれました。そんな中、竿頭となった岩井さんの20匹には感心しました。
ミヨシに陣取った私はというと、アジ4匹と結果的にはコマセ係になってしまいました。
船長の「ベテランの人はセッセとこませを撒いて下さい。」との指示に素直に従っていたのです。なにせ、ベテランなもので・・
釣ったアジは可愛いお嬢さんに差し上げ、小田原の娘の家で肉でも買おうと地元のスーパーに寄ると大変な人だかり。覗くと限定タイムセールで産地直送島根のアジ1匹50円、その場で捌いてくれるとの事で大量に買い込み、“予定どおり”夕飯は旬のアジの刺身とフライを味わうことができたのでした。
自分で釣ったアジで食べたかった・・・

 

     
 

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