活動記録
 

     
 

親子の絆を深めたシロギス釣り

 
     
  矢ヶ崎隆二郎(46年卒)  
     
 

 まさに時は今、シロギスシーズン真っ只中の7月21日海の記念日にKFC東京湾シロギス大会が開催されました。名幹事の柿原さん、記内さん、村上君の詳細かつ入念な準備、案内の下当日の参加は横田大先輩以下19名。船は羽田のえさ政より8時に出船。天気は晴朗波風穏やか絶好の釣り日和。釣れすぎたら如何しようとつまらぬ心配を胸に船は50分で君津沖へ。

 私は25歳の息子と参加。息子とは仕事の違いもありすれ違いも多く日頃会話も少なく寂しいと感じていた所、どの様な風の吹き回しか声をかけたら行きたいとの事。親父はうれしくて前日からそわそわ仕度をし、新しい竿まで買っての参加。

   
   

親子で参加の筆者

 
   

 

 
 

 釣り場に到着し船頭のどうぞの声、早速水深10〜15m位、錘は15号、1.5mの2本針、えさは青イソメで私はスピニング、息子は両軸で第1投。息子が両軸を片手で上手に20mぐらい投げるのを見て親ばかの私はびっくり。暫くすると先ず息子に掛かる。親はうれしいと同時にムスッとする。形は小さいが久し振りのキスの当たりである。
 息子と私はそれぞれ10匹程釣れたところで沖を見ながら日頃の会話の少なさを補う様にポツポツと話を始めた。仕事の苦労話、それに対する気持ちの持ち方、父さんは何を目標としてこれまで来たのか、父さんは母さんとどうしてここまでうまく(?)やってこれたのか、自分(息子)のこれからの人生はどの様な絵が描けるのか、亡くなったおじいちゃんの生き様はどうだったのか、父さんの学生時代や釣魚会の思い出等々。父親として大きな大人になった息子との久し振りの会話に戸惑いながらも自身の若い頃を重ね合わせていた。
 周囲を見回すと皆そこそこに釣ってるがどうも形が小さい。でも天麩羅には丁度よさそう。そうこうしてる内に納竿の2時半。もっと続けたい心を残して釣果を勘定したところ、息子25のわたし20.うれしい負け。

 
   
         
 

 船宿に戻った後すぐにバスで蒲田の雑色温泉ヌーランドへ。皆日焼けした姿で温泉に飛び込むとそこら中で痛い、痛いの声。私もすぐ飛び出しビール欲しさに宴会場へまっしぐら。待つことしばし、ビールがピッチャーでくる。その最初の一口のうまさと言ったらどう表現したらよいか分からない。息子と飲むビールの幸せなぞとビール会社の宣伝文句みたいのが浮かぶ。つまみが山盛りで来た後お待ちかね、今日釣ったキスのてんぷらの登場である。この小さいのはお前のだ、大きいのは俺のだとワイワイ言いながらたべるキスのうまさ。一人10匹の供出だから200匹はある天麩羅があったはずだが、あっという間に無くなる。
 息子はと見るとビールをどんどん飲みながらも松永さんのお説教を神妙に聞いている。後で何を話したのかと聞くと釣りの達人は人生の達人でもあるとの有難いお話を伺った由。息子はどうもおじさんに強そうな感じである。

 宴も終わりに近づき、幹事より本日の賞の発表があり、大物賞は細谷さんの20.5cm、と飯塚さんの20.3cmで賞品は天婦羅用高級胡麻油、外道賞は白川さんの鯵で高級手作り醤油。

   

 

 

 

     
 

 次回もぜひとの事で解散しましたが、名幹事の方々、先輩、後輩の皆様誠に有難うございました。お陰で我家の親子会話不足も解消し、その後の息子の態度も何とはなしに私に尊敬の念を払ってるように感ずるのも今回の釣果でした。

 そこで一句; キス釣りは親・子・孫まで繋ぐ糸  夏

                                                   矢ヶ崎隆二郎

 
   

 

 
 
 
 
 

「えさ政丸」船上スナップです

 
 

 

 
 

 
 

 

 
     
 

手作り和竿で大物賞の細谷さん

 

外道賞の鯵と白川さん

 
     
 

万全な紫外線対策の楡さん

 

準万全?な紫外線対策の岡田さん

 
     
 

なかなかのサイズです。松永さん

 

ともかく一荷!記内さん

 
 

   
 

大物賞獲得の飯塚さん

 

途中でバレた大物外道!?

 
   

 

 
 

雑色温泉ヌーランドでのスナップです

 
         
     
         
     
         
     
         
     
         
 

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