活動記録
 

         
 

第2回東北カレイ・ヒラメ釣り大会

 
 

竹林 英雄(41年卒)

 
 

「あーあ!何でなんだろう?」又、又、又もや台風に直撃されてしまった。
昨年の相模湾、今年、7月の館山の白ギス投げ釣りと、今回の亘理でのカレイ・ヒラメ釣り大会で3回もである。
今回は最初からつまづいてしまった。
平日2日間の日程が響いたのか、幹事の私が敬遠されたのかは定かではないが、参加人数が少なくバス利用を断念せざるを得なかったのだ。
それでも精鋭の人が集まり、新幹線もバッチリとセットし終わった後の台風の襲撃である。しかしどんなにわめこうと所詮自然には勝てない。
要は私の心掛けが悪かったということだ。
かくして大会は中止にして次週行ける人だけが参加する有志会となったのである。
結局、南先輩、岩佐君と私、当日岩佐君の釣友2人が加わり5人で座布団ヒラメを狙うことになった。
当日は今までの鬱憤を晴らす快晴、無風の絶好の釣り日和となった。
日の出前に出船し航程10分位の沖で生餌のイワシを釣る。これがまた面白い。
乗合船の乗客は総勢11名である。
先端の6人がサビキでイワシを釣り残りの我々5人が掛かったイワシを素早く外して生簀に放り込むのである。
簡単なように思えた餌釣りもワカシの入食いに邪魔されたりで結構難しい中、船中の連帯感を作るのに役に立ったようだ。
必要量の半分も釣ったところでいよいよヒラメの根へと向かった。
8時前に待望の第1投、すぐに当たりがあり南さん、岩佐君の竿が大きく曲がった。
ところがこれがイナダの入食いタイムとなってしまい1時間の間上がってくるのはイナダばかりである。
その内南先輩が今度は違うぞと言いながら慎重にリールを巻いている。
上がってきたのは小型ながら待望のヒラメ、40cm、1kg弱ではあるが本命である。
岩佐君も同型を釣り上げるも私には当たりも無い。
南先輩が畜生、根掛りだと叫びながらしかし竿先は水面に一直線を描いている。
しばらくやり取りをしていたが結局針が完全に伸ばされてのバラシ。
残念!先輩、悔やむこと、悔やむことゴルフでホールインワンを逃した心境か。
ここで私にも待望の当たりがきて1kg弱のヒラメをゲット、時合いだったのか先輩、岩佐君たちもそれぞれ同型をゲットしたところで餌のイワシも残り少なくなってきた。
南先輩は最後のイワシ5匹を生簀から取ってきて私に2匹を渡してくれた。
何と心優しい先輩だろう。貴重なイワシ、最後のチャンスとばかりに仕掛けを入れる。
直ぐに反応があり、竿先にコツコツと当たりが出た。
はやる心を抑えて竿先が絞り込まれるのを待つ。
この間30秒位だったろうか水面に竿が大きく引き込まれての大合わせ、ヤッターと心の中で叫ぶ。
上がってきたのは船中一番の良型1.3kg、座布団ではなかったが満足のいくものだった。
此処で餌切れとなりジ・エンド。
南先輩、私が2匹、岩佐君が3匹、イナダを数多くの充分満足ゆく釣りとなった。
餌がもっと有ればなぁとも思うがこれも自然の成り行きと諦め、来年のリベンジを誓う。
台風に見舞われないよう心掛けに気を付けて一年を過ごす覚悟である。

 
         
 

 

 
         
   
         
         

 

 

 

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