活動記録
 
 
     
  東北亘理のヒラメ釣り  
村上 潤 (48年卒)
毎年恒例となっている東北亘理のヒラメ釣り。8月半ば、幹事の矢ケ崎さんから常宿きくしん丸の予約が取れないと連絡が入る。海水温が異常に高く餌の生イワシが確保できず船宿は仕立ての予約を止めているらしい。現地在住の岩佐さんが方々の船宿に幾度も頼み込み、ようやく孔明丸という釣り船を確保。1ケ月遅れで実施にこぎつけた。というのが今回の釣りのプロローグです。
 
10月1日、日曜晴天、亘理の鳥の海温泉に17時までに集合。夜は小宴会、翌日朝3時起きで港に向かう。期待いっぱい、総勢14名。
ところが船長は沖合が予想外の風のため近場へ行くという。ちょっと小さいらしい。小型ヒラメを釣りにわざわざ仙台まで来たのではない。大型ポイント行ってと船長に交渉するも、あそこは潮も早く根も荒い、この風では常連のベテランでないと無理だよと一蹴される。船長からすれば客は平均70歳を超えるお品の良さそうな集団、まあ当然の判断でしょうね・・・
 
30分ほどで亘理沖の近場のポイント到着。餌のイワシが配られる。まずは8匹、その後6匹、6匹の計20匹が今日の定量配給だそうだ。ていねいに扱わなければならないなあ。
仕掛けを下すと1分もたたないうちにゴンゴンと荒いアタリ。いきなり40〜50cmの入れ食い状態に突入。船長が言う「小さい」は我々のイメージとは違っていた。周囲の皆も同様に釣れている。ヒラメとは思えないような頻度で釣れてくる。40cm以下はリリースするが、イワシ餌を消耗するだけもったいない。小型を避けるべく棚は高めにとる。高活性のためハリスは8号と太めにする。
 
 
9時を回る頃になると風も次第に治まってきた。全員がそこそこ釣れているのを確認した船長は大型ポイントに移動するという。更に30分程沖に走る。金華山、牡鹿半島が望める仙台湾のはるか沖合だ。確かに根が荒い。いきなり根掛りで仕掛けを失う。以降、棚は1〜2m上をキープ。アタリの数は減るが60〜70cmクラスがアベレージとなる。大型の美味そうなクロソイも上がっている。

来た!大ヒラメのアタリだ。一気に引き込まれる。電動リールが唸り、ドラグが滑ってなかなか上がってこない。ポンピングしたいが過去ポンピングで大型をバラしているので電動の定速巻きに頼る。ヒラメにスキはあたえない。ようやく上がってきたのは80cm近い良型。身も厚い。やっぱり仙台まできたかいがあった。
船中70cm以上は5〜6枚は上がっているようだ。10時過ぎにはもう十分と途中納竿する人も出てくるほど。仙台在住の遠藤さんは舳先でヒラメジギング。真鯛、ニベと多彩に楽しむ余裕。
 
この日は、トモでも、ミヨシでも、胴の間でも、場所関係なく釣れた。ざっと聞いた限りでは6枚〜13枚。
近所にお裾分けすれば驚かれ、喜ばれる高級魚である。仙台遠征は確かに費用も時間もかかるが全員が満足できるのが良い。前夜の小宴会も楽しい。15年以上も続くKFCの長寿行事となっているのはもっともである。その間、ずっと支えてくださっている現地在住の岩佐さん、遠藤さんが居られたからこそである。ずっと幹事の矢ケ崎さんも10枚と自己記録更新、初回からずっと参加の最高齢の南さんも8枚とお元気。
今年も大成功、感謝です。
 
↑ 親バリ、孫バリにクロソイが
 一荷で来てびっくり!
     
 

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